耐震性と耐久性

耐震性と耐久性

地震大国日本に適した「在来軸組工法」で
耐震最高等級3相当を目指しています。

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国内最高レベルの強さ

地震大国日本に適した「在来軸組工法」で耐震最高等級3相当を目指しています。

耐震等級3とは、品確法に基づく最高等級で
「極めて希に(数百年に一度)発生する地震に対して倒壊・崩壊などしない」程度としています。
これは震度6~7に相当した阪神淡路大震災の1.5倍に耐えうるレベルとなっています。


柱・耐力壁の配置と直下率

直下率とは2階の柱(耐力壁)の直下に1階の柱(耐力壁)がある割合の事を言います。この割合が高ければ、高いほど梁など他の部材への負担が減り、劣化を抑え、長期耐震性を高めます。

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耐力壁の配置と偏心率

偏心とは重心と剛心のずれのことをいい、偏心が大きすぎると建物はねじれるようにして壊れる可能性があります。

  • 重心=建物の重さの中心。
  • 剛心=建物の強さの中心で壁の配置の偏りで決まる。
  • 間取りをバランス良く整える事によって、構造が安定し、長期的耐久性が増します。

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    外壁通気工法

    外壁は通気層を設けた二重構造とし、暖まると上昇する空気の性質を利用し換気を行う「外壁通気工法」を採用しています。壁と壁の間を通る空気が上昇する際に、壁体内にこもる湿気を外へ排出する仕組みです。さらに、軒天からの通気と小屋裏に棟換気を設けることで、壁体内から上がった湿気をスムーズに排出し、建物の内部結露を防ぎます。

    軒天からの通気と小屋裏に棟換気を設けることで、壁体内に侵入した湿気を排出するとともに、小屋裏にこもりがちな熱気を合わせて逃がします。


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    鋼製束

    一般的な在来工法で使用される木製束とは異なり、鋼製束は湿気の影響を受けることなく腐朽菌や白蟻にも侵されない優れた耐久性を誇ります。また、床下の断熱材には湿気を吸い込みにくいポリスチレンフォームを採用することで、いつまでも強度と断熱性の高い床下構造を実現しています。


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    木造建築の寿命を縮める原因

    腐朽菌の発生に伴い木材が劣化すると、震災時にも本来の強度を発揮できず、建物が倒壊する危険さえはらんでいます。その活性化条件は、水分・温度・酸素・養分の4つの要素が揃うことであり、どれか1つでも要素を排除すれば、腐朽菌の繁殖を防ぐことができます。温度・酸素・養分を排除することは困難ですが、適切な湿気対策を行うことで水分を管理することはできます。適正な湿度に維持管理することで、長期にわたって木材の腐れや劣化を防ぎ、住まいを建てたときの性能をずっと長く維持することができます。