ランドリールームと衣類乾燥機で洗濯動線を考える
ランドリールームと衣類乾燥機で洗濯動線を考える
衣類乾燥機の導入で家事の時短&坪数カットを実現させる
ランドリールームとは、洗濯に係る家事を行う部屋のことを指します。
注文住宅で間取りを考える際、必ず家族に合わせた洗濯動線を一緒にデザインします。
まずは、一般的な洗濯動線を考えていきましょう。
1.着ていた服や使ったタオルを溜める
2.溜まった洗濯物を洗濯機で洗う
3.洗った洗濯物を洗濯かごへ移す
4.重たい洗濯かごを干すところまで運ぶ
5.衣類やタオルを洗濯ハンガーに干す
6.靴下や小物類を一つずつ洗濯バサミで干す
7.乾いたら衣類や小物類を外す
8.乾いた洗濯物を畳む
9.タオルと家族それぞれ衣類を仕分けする
10.それぞれの収納場所まで運ぶ
11.収納ボックスへ仕舞う
この工程を以下に短縮して、楽な動線を考えて間取りを一緒に作っていきます。
今回は、衣類乾燥機を導入した場合、どうなのか考えていきましょう。
雪国という特性もあり、洗濯物を乾かす方法としてガス衣類乾燥機の「幹太くん」を導入される方が増えています。
弊社ですと、全体の7割ぐらいの方が導入されています。
昔ながらの洗濯物を干すという家庭は減少傾向にあります。
一年のうち、どのくらい外に干せる期間があるでしょう。
3月~5月は花粉が舞って、6月は梅雨、7月~9月はゲリラ豪雨
12月には雪が降って、2月まで気温が低く干しにくい。
そのほかにもPM2.5や黄砂、紫外線による色褪せもあります。
さて、ランドリールームほしくなってきませんか?
ランドリールームは何畳が最適な広さでしょう
洗濯動線を考えたときに必要なものは、洗濯機を置く場所、干す場所、畳む場所、それをしまう場所です。
例えば4人家族の洗濯を考えると、6~8kgの洗濯物を干すスペースが必要です。
そのほか、下着類は外から見えない場所に干すので、プライベートな空間も必要です。
洗濯物を1日2回洗濯するとしたら、すでに干しているものと、新たに干すものをどうするか。
洗って、干して、畳んで、しまって、また洗って、干して、・・・。
洗濯物を乾かすスペースは、3~4畳のスペースを確保が望ましいでしょう。
衣類乾燥機のメリット・デメリット
衣類乾燥機のメリット
・洗濯時間の短縮になる
・雨や雪の日でも気にせず、洗濯ができる
・部屋干しした時の嫌な生乾きの臭いを防げる
・アレルギー物質や花粉の付着を防げる
・ふわふわな仕上げになる
衣類乾燥機のデメリット
・購入費と工事費、導入にお金がかかる
・設置するスペースが必要
・乾燥機かけていけない衣類もある
・毎回フィルーのお掃除が必要
ガス衣類乾燥機「幹太くん」を導入すると、干すスペースが減らせるのです。
例えば、3~4畳必要なランドリースペースを1畳カットできれば、坪数が減り=建物予算のカットに繋がります。
乾太くんを導入する予算にあてることも可能ですよね。
なおかつ、洗濯物を干す作業がなくなるので、家事時間の短縮も叶う。
幹太くんの1回のランニングコストは約40~60円程度。
洗濯だけで家事に30~60分はとられることを考えると、そこまで高い額ではないでしょう。
衣類乾燥機を置くところは注意が必要
衣類乾燥機は、洗濯機をもうひとつ置くぐらいの大きさはあるので、弊社ではそれに合わせた設置棚を造作しています。
誰か洗濯当番で、洗濯機と乾燥機を一番つかうのか、その人の身長によって設置する場所が変わるんです。
いちばん重要な洗濯物を乾燥機へ入れる作業があります。
洗濯機の上に設置した場合、一番スペース少ないですが、身長が低い人には不向きです。
横に設置した場合、設置スペースが必要でしゃがんだままの作業が必要です。
斜めに設置した場合、一番作業がしやすいですが、空間的スペースを一番つかいます。
家族に合わせて、どこに置くと作業をしやすいのかを一緒に考えて検討していきます。
乾燥機でいちばん煩わしいのは、フィルターの掃除を毎回しないといけないこと。
例えば、洗濯機の上に設置した場合、幹太くんの通常タイプですと、フタを開けた奥にフィルターがあるので、身長が小さい人だと踏み台がないと届きません。
家族それぞれにヒアリングをして、誰が作業しても使いやすい場所を考え、設置棚をイチから作っています。
オール電化の住宅でも、ガス衣類乾燥機のために、そこだけガスを導入するのは可能です。
リフォームの場合でも対応できます。
幹太くんは、決して安いものではないですが、導入することで得られるメリットも大きく「設置したけれど、結局使わなかった」と後悔した意見が聞かない家電のひとつ。
家事の時短と坪数カットの両方を実現できる方法として検討してみるのもいいと思います。
ご家族のやりたいこと、必要な動線、理想のカタチを一緒に悩みながら考え、それらをギュッと詰め込んで、満足していただける「洗練された間取り」にしていくことが私たちの役目です。
リンナイの衣類乾燥機(ガス)
https://rinnai.jp/lp/kanta/
パナソニックの衣類乾燥機(電気)
https://panasonic.jp/wash/D3.html